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【本の感想・レビュー】あなたを疲れから救う休養学|りえこさん

更新日:4 日前

みなさん、こんにちは。


コミュニティマネージャーのりえこです。


『あなたを疲れから救う休養学』という本を読んだので、感想を書きました。


読んでいただけたら嬉しいです。


目次


  1. 本の概要

  2. 選書理由

  3. 印象的な部分や場面

  4. 学んだことや気づき

  5. 感想・評価


1.本の概要


日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹さんの著書。


「20年かけて考え続けた効果的な休み方」がテーマの一冊です。


休養とは、ただ単にじっとして過ごすことには限らない、とした上で、7つの休養モデルを提唱し、その中でも「攻めの休養」を推奨しています。


日本人特有の休養に対する考え方、日常生活に存在するストレッサーの種類、疲労のもととなるストレスを感じたとき、身体の中では何が起きているのか、などなど…。休養にまつわる事柄が、イラストや図も交えながら、わかりやすくまとめられています。


2.選書理由


繁忙期で残業時間が増えたり、季節的な寒暖差に身体がついていかなかったり。


「気がつけばなんとなく、ずるずると不調続き…」という時期がありました。


そんな中、『スマホ脳』という別の本を読んだときに、「ストレスには自覚できないタイプのものがあり、それが蓄積されると気がつかないうちに鬱病になってしまう」ということを知りました。


ストレス反応による疲労に初期段階で気がつき、意識的に適切なリカバリーの手を打てたら、もっと満足で計画的な毎日をおくれるのではないか。


疲労感に振り回されることもなくなるのではないか。


効果的な休養の必要性を感じ、本書に何かヒントはないかと思い、手に取ってみました。


3.印象的な部分や場面


この本の一番の主張は、「攻めの休養」です。


日本人は休養を睡眠と捉える傾向が強いそうですが、あえて日常生活に負荷をかけて「活力」を取り戻すことも疲労回復には効果的だそうです。


振り返ってみると、確かにスマホをみるなどしてだらだら過ごすよりも、休日に仕事以外の勉強や運動をしたり、人に会って話す機会を増やしたり、目的意識を持って行動する方が、逆に元気になっていることもあるな、と思いました。


また、「休養を軸に休みの計画を立てる」ということにも、取り組んでみたいです。これまで「繁忙期の疲れを癒すための長期休暇」いう考え方をしていましたが、この本では「繁忙期に備えて先にまとまった休暇をとる」ことを推奨しているのが印象的でした。


仕事の繁忙期や1年のスケジュールを把握して、効果的なタイミングで休みを設定する「残業時間が○時間に達したら、有給をとる」など、自分のルールを作ってみようと思います。


4.学んだことや気付き


この本では、「ストレスコーピング」という言葉を初めて知りました。ストレスを感じたときのために、自分が心地よかったり、元気が出ることをあらかじめリスト化しておくと良いそうです。


生活改善でも、ダイエットでも、よく現状の状態を知るためにを「記録すること」を勧められますが、同じようにストレスにおいても、「自分のメンタルや体調を観察することの重要性」に改めて気がつくことができました。


ストレスの種類や、休み方の種類は、細分化して考えたことがなかったので、本書でカテゴライズされたことによって、なんとなくではなく、具体的に適切な打ち手を選択することが可能になり、日常にも活かしやすくなったのではないかと思います。


5.感想・評価


今まで聞いたことがなかった画期的な休養の仕方を学ぶことができる!というよりは、「逆にそれも休養になるんだ!」という新しい視点を与えてくれる本でした。平易な言葉で書かれており、気軽にさくさく読めるタイプの本です。


しかし、章立てが細かいためか、大きなまとまりのある話の途中で違う事柄の紹介が入るなど、若干大筋から脱線するような箇所がところどころあり、結論や全体を把握しづらい部分がややあります。睡眠や、ホルモンバランス、脳科学系の本をあまり読んだことがない人には、入門書としておすすめかなと思いました。


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